ジッポのカイロを手に入れた。
これは白金懐炉(ハッキンカイロ)というものでして、
あまり詳しく知らなかったのですが、
エコでハイテク。燃費が良くて熱量がすごくて稼働時間が長くなおかつ本体は一生涯余裕で繰り返し使えるというカイロなのです。
おもったよりすごいものでした。
私のように寒さに弱くなってきたおっさんにはまさに神アイテム。
100年前に日本人が開発。
使い捨てカイロの10倍以上の暖かさ。
たった25mlのベンジンで24時間も発熱。※使い方次第でもっと長くもできる。
燃料のベンジンをプラチナ触媒で酸化させる際の熱を利用。炭酸ガスと水を発生する。エコ。
知れば知るほど素晴らしく、使えば使うほど愛らしい代物だ。
デザインも愛らしく「男が好む」という言葉が良く似合う典型的アイテムなのだ。
個人的にはこのカイロは危ないものだと思い込んであまり興味をひかないままスルーしておりました。
非常に、非常にもったいなかった。
バイク乗り、寒いの嫌い、ハッキンカイロ、なんじゃそれ?というそこのあなた。
是非使ってみてください。多くの方の必須アイテムになることでしょう。
デメリットもあります。
ベンジン燃料の高騰 数年前の倍ほどとなっている ネットの最安値帯で500mlが700円台(※2023年12月現在)
通常はネットにあります。しかし、トップシーズンには売切れる場合があり、実店舗では地域によっては取り扱いが少ない。※埼玉ではウェルシアで在庫確認 ※2023年12月
少し匂いがある。
すぐそばで嗅ぐと油性インクのような匂いがする。個人的には気にならないレベル。
※専用燃料の使用や、良質の触媒を使えば匂いはごくごくわずかです。しかし他の燃料を使用したり粗悪な触媒を使うと結構なニオイを出すこともあるらしいので注意。
仕組みを理解すれば問題は無いに等しい。ようは使い方の問題。メリットが圧倒的に大きいので気にならない。それほどに圧倒的に暖かいのだ。このカイロとは長い付き合いになりそうだ。
使い方のコツ。
暖かい狭い空間に配置するとより反応してより暖かくなる。
外にポンと置いていても温度はあまり上がらない。
体の好きな場所に充てる工夫が必要。ポケットい入れていても恩恵は少ない。
伸縮性のある携帯ベルトがあると良い。おすすめは上のSPIBELT。
おなか、腰、首の後ろこの3点どこにでも固定できる。
バイクでは首の後ろの暖か感は絶大。
ダウンなどの下の首の後ろあたりに配置できれば背中全体が暖かくなる感覚があります。
2つ用意して首の後ろとおなかを温めるとすごい。
手をグリップヒーターであたため、靴の中に貼るカイロを仕込むのが最強装備だと考えています。
裏ワザ的調整方法
カイロの空気穴をアルミテープ等でふさぐことにより反応温度を下げたりや稼働時間の長期化ができる。
※試した限りではやや低温になるが48時間稼働できた。
ジップロックなどに入れて酸素の供給を断てば反応をストップできる。
つまりこまめに反応を止めれば燃料満タンで三日くらいはつかえることになるのです。
仕事などで使って帰りに冷たいというのが一番悲しい。
私はこの悲しき事態に遭遇した際に即座に2個目にハッキンカイロminiを購入しました。
またライターが無いという事態も致命的に痛い。
基本的にZippoなのですが、念のため小さいライターも鞄に忍ばせました。
だいぶ荷物が増えたぞ・・・
使ってみて数週間くらいなのですが知りえたことを勢いで書いてみました。
どのカイロを入手するか。注意点。
中古は数多く入手可能です。ただし、最初は圧倒的に新品がお勧めです。なぜならプラチナ触媒部分は消耗品であるため、中古品では本来の性能のベンチマークができない為です。また、劣化した触媒では本来の匂いが判断できない可能性がある。新品で購入して専用ベンジンで始めるのが良いと思います。そのあとであれこれ違うものに挑戦して楽しむのが良いと思います。
マメ知識 プラチナ触媒はジッポ製とハッキンカイロは共用可能。
追記
ハッキンカイロミニ。使ってみた所、サイズが小さいとはいえ発熱量は遜色なしといえそう。稼働時間がやや少ないが小さい分携帯性良し。2個運用の1個目が切れた時用の保険に良い。
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