今回購入したのは
Crosstour CT8500
バージョン V4.2.0.1
バッテリーレスで車のドライブレコーダーとして稼働させるべく適当に5000円前後の価格帯のアクションカメラの中からドライブレコーダー機能があるCT8500を選びました。
結論から言うとCT8500はドライブレコーダーとしては普通にお勧めです。
安価に購入でき、多彩なアクセサリーで設置には困らない。短時間なら無加工でそのままバイクのドラレコにもできます。ついでにアクションカメラとしても一定期間ひと通り遊べます。
アクションカメラとして考えた場合、すぐに物足りなくなる代物です。つまりほど良い入門機。これを購入すれば多彩なアクセサリーを活用して各シチュエーションを体験できます。「画質がー」とか「音質がー」とか思いだしたら別のを買えばよいかと思います。
このCT8500で撮影した各シチュエーションや設定でのサンプル動画を下の方に多数用意しているので良かったら見てみてください。
※今後用意する動画はもう少し増えると思います。
ドラレコ用途で気が付いたことなど
冒頭にも記載しました通り、このCT8500カメラが一番能力を発揮するのはドラレコ用途だと思います。多彩なアクセサリーで設置場所には困りません。
機能では以下のような感じなのでシガー電源などでmicroUSBのコードを接続しておけば問題なくドラレコにして使えます。
・「通電で録画開始」・「上書きループ録画」・「バッテリーレスでの運用可」
画質は最高4K。車程度の揺れなら手振れ補正で安定した映像が映せます(手振れ補正を使うと2.7K30fpsまで)。車でなら揺れは大したことないので手振れ補正自体使わなくても問題ありません。そうすると設定上4K画質を使って多少画角が広く撮影できます。
弱点としては映りが暗い為、夜間の後部カメラには厳しいかもしれません。車のライト程度の明るさなら前方なら事故記録程度には問題ないかと思います。
車でのドラレコ運用に関してはバッテリーを外した状態で使えるのでバッテリーの膨張や発火のリスクも気にしなくて良いです。モニターをオフにして使えば結構な長期間活躍するんではないでしょうか。ちなみにこの前のドラレコもアクションカメラを数年使っていましたが、それは内部でバッテリーが腫れてしまって終わりました。
バイクでのドラレコも付属の防水ケースとマウントでヘルメット等に設置して撮影できます。バッテリーの容量内での運用になりますが、バッテリー1つで1時間程度。バッテリーは最初から2つ付属しているので往復2時間程度の通勤ルートを簡単に記録できます。バイクの場合リモコンがかなり便利です。
個人的にはバイクではフルフェイス用の顎マウントを別に用意して使っています。バイクで通勤などする時は走り出す際にリモコンで録画開始するのがルーティーン化しました。
不良品だった場合悪い事ばかりではない。むしろ嬉しいかも。
このCT8500。最初に届いたものは残念ながら不良品でした。▶関連記事
購入はAmazon。不良品のトラブル対応は少々つたない日本語のemailでされることになりますが、迅速かつ誠意ある内容だったのでもし不良品だった場合も考慮すると比較的安心できるのではないでしょうか。
ちなみに私の不良品は、本体を振るとカタカタ音がする症状の個体でした。シャッタースイッチをテープで固定すると消える個体もあるようですが、私の場合は中から音がしてしまう感じでした。もしこういった異音があれば交換対応してもらうとよいと思います。新しく送られてきた品は振ってもまったく音がしませんでした。
不良品は悪い事ばかりではなくて、今回の場合、不良品の返品の必要は無く、ただ新しいものが送られてきました。つまりもともと多いアクセサリーが2セットとなりました。特にバッテリーはとなったのでかなりうれしい。
良い所・悪い所
良い所
・安い 価格→実売4000~5000円程度(2020年11月現在)
・手振れ補正 利用条件は2.7K以下での録画となるがそこそこ効く
・多彩なアクセサリー アクションカメラ入門にうれしい
・バッテリー2個付属 ※容量1050mAh 1個1時間程度
・リモコン 付属品の中でも特に便利に感じた。今後リモコン無しは嫌。
・ドライブレコーダーモード 1分・3分・5分の上書きループ録画可
・バッテリーレスでも使える ドラレコとして火災のリスクが少ない
・レビューでプレゼントあり 充電器など
・トラブル対応 対応速度も速く、誠実に対応していただけた。
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※2020年11月24日現在 数本の動画等を提供し、異音に関して確認してもらった所、これは不良品という事で新しいものを送っていただけました。→関連記事
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悪い所
・音 外部マイク使用時も内部マイクが有効 モトブログにはやや厳しい。
・暗い 夜間にかなり弱いです。
音の問題は大きい。これを知っていたら利用用途によってはこのカメラは無い。
車載で撮影した際に共振でコトコト異音がかなり目立つ。内部に構造的ながたつきがある不良品個体ではないか疑われる。これについてはサポートに動画を送って判断を待っていますが最初の返信を読む限り期待薄です。一旦この異音は置いておいて、バイクでは防水ケースに入れればある程度風切り音対策はできますが、走りつつ喋る音声を入れたい場合はかなり厳しい。
※外部マイクがあるが、外部マイク利用時も内部マイクも生きている。
内部マイクを分解して除去するか、ケース内で撮影した素材と音声を別撮りするなどの対策が必要。
サンプル動画各種
車 ダッシュボード 曇り
設定は1080p 60fps 手振れ補正ON
曇天の国道をダッシュボードに付属のマウントを両面テープで固定して撮影
こうやってblogに埋め込む分には十分な画質ですね。
バイクにて防水ケース+顎マウント 昼晴
晴天、強風の一般道にて撮影しました。
バイク 顎マウント カメラむき出し撮影 夜間
深夜に街灯の少ない暗い道で撮影してみました。防水ケースはひとまず不使用。
設定ミスでタイムスタンプが表示されてしまいましたのでそこは無視でお願いします。
5分刻みの動画をそのままUP 30秒も見れば確認事項はわかりますので適当に止めてください。
1080p 60fps 手振れON 風防対策なし。
バイクで夜の薄暗い道ではかなり厳しい事と、風防対策しないと音がすごいことになるとわかりました。
明るさに関しては露出設定がプラス2までありますが、ドライブレコーダー的に使うには時間帯でいちいち変えることは面倒なので触りたくないですね。幹線道路程度の街灯の明るさがある所だとある程度見えます。
顎マウントはこれを利用。Goproと同じマウントな上にカメラネジ穴があれば広い角度使えるので非常に便利です。
バイク 顎マウント 防水ケース
風切り音はだいぶマシです。この状態で大声でしゃべれば声も入りましたが、あまりにも実用的ではありません(笑)
次はバイクの撮影用に防水ケースの裏蓋を穴開きのものに変更しました。穴には隙間テープのスポンジで風防対策を施しました。ヘルメットの顎マウントで撮影すれば風防対策もできつつマイク等無しでもトークも入れられるのでは・・・と期待したが、結果は以下の動画です。
風切り音の低減はまったくと言ってよいほど感じられず・・・残念!
夜間でも街灯のある国道ならそれなりに見えますね。ただ、ケースに入れると光の反射が・・・。
タイムラプス動画をはじめて撮影してみました。
10秒1コマ
運転中のサンプルがあまり見つからないので撮ってみました。運転中に撮影するとこんな感じになりますが、出来上がる動画がとにかく短い。これでも10秒に1コマ撮影で1時間ほど撮影していたと思うんですが再生してみたらたった9秒でした・・・。ナンバー等にモザイクが面倒なので誰もアップしていないのかな?
モノクロ 1秒1コマ
BGMを付けたら映画の1シーンのような雰囲気になりました。トラブルで殺してしまった人の遺体をリアトランクに積んで深夜捨て場所を探して山へ・・・なんでこんなことになってしまったんだ・・・みたいなw
CT8500の私的な使い道3選
・バイクの通勤時のドライブレコーダー
防水ケース+ヘルメットマウントでバッテリー寿命の1時間以内の利用(バッテリー一つ分)
・車のドライブレコーダー
結局これで使う時間が最も多いように思います。安いのでリア用の増設などにも◎
・室内等の静かな所でのウェブカメラやペット等の撮影
特徴 備考 メモ書き その他
・リモコンは共通。
新たに送られてきたカメラのリモコンで古いものも動いた。もし紛失したらヤフオク等で単品入手できますね。
・バッテリー外して日付リセット→アプリをwifiでつなげば再設定の必要がない
ベストセラーの理由にプレゼント攻勢あり
このカメラはAmazonでベストセラーになっているのですが、理由には★5縛りのレビュープレゼントが大きく寄与していると思われます。★5の評価はそういう背景を加味したうえで納得して考える必要があります。とはいえ、これがダメなカメラという事でもない。この価格帯のカメラは似たり寄ったりのような気がしているのでこんなテコ入れがあるとはいえ売れるのならやったもの勝ちですよね。値段の割に悪いカメラではないと思います。画質があまり良くないので、画質に関してはもう少し上の価格帯から良いものを探す必要があると思います。画質特化ならまた中華製で良いものがあると思います。次はその辺で探して買ってしまいそうです。
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